自転車用のアプリは目的に応じて4つのアプリを使い分けるのが快適【2020年度版】

こんにちは、携帯を変更したのに伴いアプリなどを色々と整理していたら、自転車通勤で撮り溜めていた”Runtastic Rroad bike“の3年分の走行ログデータをすべて失ってしまうという悲劇に襲われたロガトカです ( ;∀;)
完全に自分が悪いんですけどw
2019年10月の話です

気を取り直して、古い方のスマホに再インストールを試みるもなぜかApple Storeで”Runtastic Rroad bike“が見つけられず・・・・
はて (・_・)?
Google先生に聞いて見るとRuntastic Rroad bikeはアプリ開発中止に伴い、ダウンロードは2019年9月1日以降できなくなった模様。
ちなみにアップデートもしてくれないので、今後OSのバージョンアップの際には既にインストール済みのRuntastic Rroad bikeも使えなくなるそうです。
おい、まじか!アディダス何してくれてんねんw

ん〜、まぁアディダスと言えば自転車というよりランニングだしなぁ、まぁしゃあないか・・・
ルートラボも2020年3月でサービス中止だし、自転車界隈のアプリやサービス継続には厳しいものがあるんでしょうかね〜。

3年間お世話になったRuntastic Rroad bike
とても残念・・・こんな私でも自転車通勤を続けられたのはこいつのおかげかもしれません (T . T)

ということで、携帯も変えたしロードバイクにも乗るようになったしと、いろいろと環境が変わったので自転車関連のアプリやソフトを全面的に見直して整理することにしました。
一口に自転車アプリといっても、使う人や状況によって目的は様々なので、このアプリさえあればなんでもできる!っていうものはなく、状況に応じてアプリを使い分けることで快適な自転車ライフを過ごすことができます。
ここでは、そんな自転車に関連する各アプリの特徴や使用方法をロガトカの個人的な視点で紹介させていただきます。

それぞれのアプリを良いとこどりしよう(主要な4つのアプリの概要を紹介)

自転車関連アプリに求める機能とはどういったものがあるでしょうか。
ざっと一覧にしてみます。

自転車アプリに求められる様々な機能
・走行ログの記録、閲覧、共有

・サイクルコンピューターの代替
・ナビゲーション
・店舗の検索、店舗情報の保存、共有
・自作ルートの作成、共有、ナビゲーション

これらの機能をすべて網羅する無料アプリというものは今の所見つかりません。
有料だと自転車Navitimeにほぼ全ての機能が備わっていそうですが、それでも最後の自作ルートを使用したナビゲーションはできないんですよね〜。
したがって使用目的に合わせて複数のアプリを使い分ける必要が出てくるわけです。
少しめんどくさそうですが、一度覚えてしまえば様々な状況で役立つこと間違いなしなので、少しづつ覚えていくことをお勧めします。

それでは、あくまでもわたくしロガトカにとってという前提ではありますが、重要度の高いものから順に、各アプリの概要と私の使い方を紹介していきます。

STRAVA(走行ログ、SNS、ルート作成、ルートファイル出力)

 

主な機能一覧(無料版)
・走行ログの記録・閲覧・共有(他のSNSへの共有、ブログへの埋め込み)
・SNS機能(他のアスリートとの交流、クラブへの参加など)
・ルート作成(Web版)、保管・共有
・作成ルート・ログのGPXファイル出力(Web版)

もう多くの皆さんが使っていますよね!
あまりにも有名なので今更紹介するのもなんですが、これから使ってみようかなと考えている人のためにも、簡単にではありますが改めて紹介いたします。

走行ログ+SNS機能としての最強アプリ

以前ロガトカは走行ログの保管にはRuntastic Rroad bikeを使用していたのは前述の通りです。
アプリのサービス終了に伴い、STRAVAに乗り換えたわけですが、「もっと早くに乗り換えていればよかった!」と言うのが正直な感想です。
STRAVAの特徴を一言で言い表すと、「走行ログの記録にSNS機能が付属している」ということです。
Runtastic Rroad bikeは、単に過去の自分の走行ログを見返すことができるだけで、それは言ってしまえば自己満足の範囲内。
それでも私にとっては単調な自転車通勤のモチベーションを保つためには無くてはならないものでした。

しかし、STRAVAは記録した走行ログを公開することで、世界中のアスリートの方々と交流ができるのです。
走行ログに写真やコメントを添えて公開したり、他の方のログに「Kudos(賞賛)=いいね!みたいなもの」したりと、使い方は他のSNSと同様です。
言葉ではなくログで語り合え!というのがSTRAVA風ですかね?w

フォローする、フォローされるといった関係はTwitterのそれと同じですし、グループに参加したりできるのはFacebookとよく似ています。
もちろん走行ログはTwitterFacebookでも共有できますし、ブログに埋め込むことも可能です。
ただし、STRAVAのブログ埋め込みデータは、地図として拡大縮小や移動ができないし、標高データも表示されないので、このブログでは別アプリのRide with GPSを利用しています。
説明は後ほど。

STRAVAは一度の走行ログから実に多くの情報を得られる

多摩湖周辺探索ライド時の走行ログ
※パワーとカロリー消費のデータを得るには、ブラウザからSTRAVA.comにアクセスして、体重自転車の重さの登録が必要です。

STRAVAは一度のライドから非常に多くの情報を得ることができます。
走行距離、走行時間、平均速度、獲得標高、平均パワー(W)、消費カロリー(kcal)などが一覧表示されます。
細かい分析画面では、走行ルートの標高とその時の速度がグラフで表示されたりも。
「あ〜自分ここでへたってるなぁ」などと反省することができますw

そしてさらに!
セグメントと呼ばれる、誰かが設定した地図上の特定区間のタイムを、他のアスリートや過去の自分と競えるという機能までもが付属しているんですよね〜。
こんな感じです・・・

セグメント(特定区間)のタイムと順位

セグメントに過去の自分のデータが存在し、自己ベストタイムを更新するとアチーブメントと呼ばれる金色のメダルがもらえたりするのですが、サイクリングや毎日の自転車通勤のモチベーションを上げるのに一役買っています。
ちなみに各セグメントの他のアスリートも含めた過去の統計順位もわかったりするのですが・・・見ると凹むことになると思いますw
おいこれ本当に自転車かよ⁉︎と思えるような超人的なタイムを叩き出している人も。
ひぇ〜すげぇw

このセグメントの実際のライド映像(多摩湖ほぼ一周)

他にも多くの機能を有するSTRAVAですが、ここでは概要のみに触れることにして、別記事でじっくりと使い方を説明することにします。

ただし、ルート作成については触れないわけにはいきません!

目次に戻る▶▶

ルート作成ソフトとしても最強のSTRAVA

ルート作成サービスとして多くの方々が利用していたルートラボ2020年3月を持って終了するそうで、自転車関連ブログを運営してる人達は阿鼻叫喚になっているようです。
わたくしはブログ始めたばかりなので被害なし。
ルートラボの機能として重要だったのは、「自作ルートの作成と共有」と、「作成したルートのブログへの埋め込み」かと思われます。
そのうち、自作ルートの作成機能に関してはSTRAVAも非常に優秀であり、実は以前からSTRAVAが最強だったと考える方も多いようです。

STRAVAのルート作成機能の何がすごいのかについて少し掘り下げて説明します。
その前にルート作成における最も一般的に使用されるであろうGoogle Mapsについて説明しておきますね。

Google Mapsのルート作成機能

自作ルートを作成するときにまず思いつくのはGoogle Mapsだと思われます。
iPhoneやiPadの場合、アプリのGoogle Mapでは地図を作成することができませんので(Androidだと可能らしい)、ブラウザ経由でGoogle My Mapsサービスを利用して地図を作成するのですが、これがそもそも自転車モードでのルート作成に対応していません。

なんだよそれw?(ㆀ˘・з・˘)

車や徒歩だと示されるルートも、自転車だと使えないGoogle My Maps

これはどうやら自転車専用道路の整備がまったく整っていない日本特有の事情らしいのですが、それにしてもねぇ〜 -_-b
Google My Mapsは車や徒歩でのルート作成モードには対応しているのですが、車モードだと自転車が通れる一方通行やサイクリングロードなどは全く無視、徒歩モードだと自転車が通れないような階段や歩道橋などを通ろうとするなど、「かゆいところにまったく手が届かない」もどかしい仕様なんですよね〜。
てなわけで、Google My Mapsを使用したサイクリング用のルート作成は現時点では諦めるしかなさそうです。

STRAVAのルート作成機能がなぜ最強なのか

STRAVAのルート作成の何が優れているのでしょう。
それは、STRAVAのルート作成時における判断基準の一つにグローバルヒートマップ(ルートの人気度)が採用できるという点にあると考えられます。
つまり、ルート作成時にサイクリストに人気の高いルートを自動的に選択肢の一つとして採用してくれるということです。
具体的に比較すればすぐに理解できるので、下の画像を比べて見てください。

試しに、多摩川の丸子橋から羽田空港近くの天空橋までのルートをGoogle My Maps(ブラウザ版)の徒歩モードで作成してみます。
Google My Maps
では、サイクリングロードなど関係なく2点間の最短距離を結んだルートが作成されました。

一方STRAVAでは、多摩川のサイクリングロードを走るルートがしっかりと選択されています。
この2点間ではそれだけ多摩川のサイクリングロードを走るサイクリストが多いということです。
(グローバルヒートマップ上の赤い線がルートの人気度を表しており、これに基づいてルートを作成することができます)

補足:STRAVAのルート作成機能は、アプリではなくブラウザからSTRAVA.comへアクセスすることで使用できます。

STRAVAを利用するアスリートの走行ログデータがこのように利用されているのですね!
これが日本国内の複雑な交通事情に惑わされることなくサイクリストにとって最適なルートが選択される理由です。
この機能が有る限り、STRAVAがルート作成における最強のアプリとして君臨し続けるのではないでしょうか。(言い過ぎかな?)

知らない土地をサイクリングしに行くときには、誰しも必ず事前調査するでしょうし、あらかじめ走行ルートを作成する人も多いかと思います。
わたくしロガトカも、初めての土地に仲間とサイクリングしに行くときには事前にルートを作成し、あらかじめ皆で共有することにしています。

せっかく作ったルートだし、ナビゲーションにも使いたいと考えるのは自然な流れですよね。
次はSTRAVAで作成したルートを使用して、音声ナビゲーションができるアプリを紹介します。

目次に戻る▶▶

Osm And Maps(自作ルートによる音声ナビゲーション)

主な機能(ロガトカが使用しているもの)
・自作ルートの音声ナビゲーション

STRAVAで作成した走行ルートは実に様々なことに応用できます。
ブラウザからSTRAVA.comにアクセスし、ルートや走行ログをGPXファイルとして出力するのですが、出力したGPXファイルGogle My Mapsに取り込んで、店舗情報を追加して仲間と共有したりといろいろと使いまわします。
そして、初めての土地をグループライドする時に欠かせないのが音声ナビゲーションです。
さらに自作ルートのGPXファイルを使用した音声ナビゲーション機能に対応しているアプリは、現時点でOsmAnd Mapsだけだと思われます。
(サイコンは考慮せずスマホだけで対応することを前提としています)

音声ナビゲーションのメリット

通常のナビゲーションではなく、なぜ音声ナビゲーションが便利なのか。
そのあたりを考察して見ます。

音声ナビゲーションのメリット
・画面を見る必要がないので、風景を楽しむことや仲間とのコミュニケーションに集中できる
・同じく画面を見る必要がないので安全
・画面表示なしでもナビゲートできるのでバッテリーの消費量が圧倒的に少ない
※日本の多くの自治体では自転車に乗車中のイヤホンの使用は禁じられていますので、骨伝導イヤホンやヘルメット内蔵インカムなどの使用がおすすめです。

などのメリットが考えられます。

OsmAnd Mapsのナビゲーション設定画面の概要

OsmAnd Mapsのナビゲーション設定画面を簡単に紹介いたします。

STRAVAで作成した多摩川サイクリングロードのルートをOsmAnd Mapsに実際に取り込んだときの画像です。
羽田空港近くの弁天橋から羽村氏の阿蘇神社までの57kmのルートが表示されています。
音声ナビゲーションのOn、Offボタンも表示されていますね。
最初に設定が必要ですが、日本語にも対応しています。(日本語が多少変ではありますがw)
真ん中の画像はナビゲーションに使用するルート選択画面です。過去にインポートした自作ルートがずら〜っと並んでいます。
”GPXルートを反転”とは出発地点と目的地の入れ替えで、帰るときに使用するものです。
最後の画像は実際のナビゲーション中の画面です。(画面表示を消しても音声ナビは有効です)

とまぁ、ほんとに概要のみの紹介ですが、イメージは出来ましたでしょうか。
音声ナビゲーションを利用するための実際の詳細な手順はこちらの記事をご参照ください。

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続きは次のページで!

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