初心者のためのフラットペダル・ビンディングペダル特集

様々な種類とデザインがある自転車のペダル。
ナニを選んで良いか全然わからんという方へ、フラットペダル、ビンディングペダル(SPD、SPD-SL)に分けて写真付きで紹介いたします。

↓ペダル紹介の続きです。1ページ目(フラットペダル)はこちら。

ビンディングペダル(SPD、SPD-SL)

ビンディングペダルとはスキーの板と同じようにペダルと靴を固定する機構を備えたペダルです。
ですので、ペダルを買っただけでは機能せず、クリートと呼ばれる専用の金具を備えたがあって初めて機能するシステムです。
ペダルと靴をガチッと固定できて、グリッと外すこともできます。(練習が必要です、もちろん)

なんでそんな危ないものつけるんだよ!って話ですが、某弱虫自転車漫画の中の手嶋先輩の言葉を借りると、「絶対に外れない靴とペダルだ!」「クランクに踏む力と引く力、同時に二つの力が加わることになる」「今までの倍の力でペダルを回せる!」てことらしいですよw

んまぁ、実際は絶対に外れないってこともないし、2倍の力にはならないんですけど、感覚的には2・3割増しってとこかなぁ・・・
とにかく体感できるほどに軽〜くペダルがこげるようになることは間違い無いです。
ダンシング中のギアチェンジでペダルから足を踏み外して、ぐはっ!((((;゚Д゚)))))))ってなることも無いですしねw
固定力はアジャスターで調整可能です。

あと、ビンディングシューズは靴底が通常のものより固くできていますので、足裏全体の踏む力を効率的にペダルに伝えることができるっていうのも重要なポイントですかね。

ちなみに、SPDSPDーSLとは、国内というか世界でも圧倒的なシェアを誇る国内メーカーシマノのビンディングの名称なのですが、ビンディングペダルを製造販売しているメーカーは実は他にもたくさんあるんですよね。
ですが、日本にいながらあえてシマノ以外のビンディングを検討するのは、相当な玄人さんかこだわりを持っている人あるいは変人なので、ここではシマノのSPDSPD-SLに絞って紹介することにしましょう。

他メーカーさんのビンディングペダルまで含めて紹介している記事はネット上にたくさんありますよ!
興味がある方は是非Google先生に問い合わせてみてくださいね。( ・∇・)

SPDペダルとSPD-SLペダルの違い

具体的な紹介の前に、SPDペダルSPD-SLペダルの違いを説明します。

シマノ SPDペダルとシューズ

・2点支持の小型のクリートでペダルと靴を固定
・MTBやシティーサイクル向けで、固定具合はSPD-SLほどガッチリではない
・SPD用の靴は通常の歩行も可能でお洒落なスニーカータイプや革靴タイプもある
・片面がフラットペダル仕様となっているハイブリッドSPDペダルがある
・ゆくゆくはSPD-SLを使用したいビンディング初心者に向いているかな(これ私です)


写真はAMAZONより引用

とまぁ、こんな感じで、私のように通勤自転車にも使用するけど、週末のサイクリングには効率よくペダリングしたいといった場合には、片面フラット仕様のあるハイブリッドタイプのSPDペダルが圧倒的に便利だったりします。
もっとも、慣れてくると通勤時にもSPDシューズ履いてますがw
それでも、歩行者や見通しの悪い交差点が多い街中はフラットペダル面を使用し、幹線道路の車道や長めの坂道を全力で駆け抜けたい時にはSPD面を使用するなど、臨機応変に使い分けできるのがハイブリッドタイプのSPDペダルのよいところですね!

もちろんフラット仕様のないものが本来のSPDペダルですが、そちらはどちらかというとオフロードを走る人向けだと思います。
あるいは、自転車乗るときはビンディング、でも自転車を降りて街歩きも快適にしたいっていう人にも向いています。
こちらはビンディングっていうよりもシューズの問題ですかね。

「俺はフラット面なんか必要ない、SPDだけで十分だ!」っていうロードバイク乗りの人は素直にSPD-SLを買っちゃったほうがよいかな。

次はSPD-SLペダルについての説明。


シマノSPD-SLペダルとシューズ

・3点支持の幅広クリートでペダルと靴をガッチリと固定
・完全にロードバイク向き
・レーサーパンツにしか似合わないような本格的なシューズがほとんど
・SPD-SLシューズで自転車を降りた時の歩行は非常に困難(というか滑るしペンギン状態)
・クリートカバーをつければ多少マシ(でもペンギンは変わらない)
・ペダルにSPD-SLプレートカバーを装着すれば普通の靴で乗れないことはない。

というように、完全にロードバイクに乗ることだけに特化したペダルとシューズ、それがSPD-SLなんですよね。

SPDペダルSPD-SLシューズ
シマノWebサイトより引用

シマノのWebサイトによりますと、

ゆるぎなきパワー伝達
SPD-SLペダルはパワーを高効率に伝達するためにシマノシューズとトータルに設計され、世界のレースで磨きあげられてきたロードペダルです。

と、ありますようにSPD-SLペダル専用のシューズと合わせてトータルに設計されているということなので、シューズなしには語れないということみたいですね。
当然シマノのシューズがベストマッチということなのでしょう。


それではSPDペダルから実際に商品を見て行きましょう。
今回は靴も一緒に紹介いたします。

シマノ SPDペダル



シマノのPD-A530-L
ロガトカが使用している片面がフラットペダル仕様となっているハイブリッドタイプのSPDペダルです。
SPDはもともとオフロードを想定しているペダルですので、着脱を阻害する泥などが付きにくい構造となっています。
耐久性、回転性能共に申し分ないです。(3年以上使用)
色は黒とシルバーの2種類。
重量:383g(ペア)
(税・送料込6,500円前後〜)
※Yahoo内の湘南のお店でなぜか10倍の値段で販売されていたのでご注意を!しかもシマノの商品をなぜアメリカから取り寄せ??(2020年1月)



シマノのハイブリットSPDの2020年時点での最新モデルです。
フラット面にスパイクピンが装着されています。
重量:383g(ペア)
(税・送料込6500円前後〜)



どちらかというとロードバイク向けの両面SPDのペダル。
片面SPDと比べて装着時のストレスが軽減できます。
あれ慣れるまでは結構ストレスなんですよね。
価格もお手頃です。(税・送料込4,000円前後〜)
重量:442g(ペア)
シマノのSPDペダルで数字の前にEAがついているものはどちらかというとロード向き、Mがついているものはオフロード向きという認識です。



シマノの両面SPDの最上位ペダル。
シクロクロスなんかの競技をされていて着脱の頻度が多い方には、両面であることと泥で着脱が阻害されないことが必須でもあります。
なのでSPD-SLではなくてSPDペダルの上位モデルになるんでしょうね。
軸長が3mm短いタイプもあるようですが、このあたりは本格的に競技をされている人向けのお話みたいです。(ペダル中心間距離の問題)
重量は314g(ノーマルアクスル/ペア)、310g(ショートアクスル/ペア)
(税・送料込14,000円前後〜)

※ ここで補足情報です。

SPDペダルへのクリートの装着方法と2つの解除モードについて

SPDペダルへ靴を固定する方法2つの解除モードについて触れておきます。

まずは固定方法ですが、こちらです。

装着方法
「ビンディングに、クリートを斜め後方から押し込む」
めちゃ簡単そうですw
というか実際に簡単で、慣れれば意識しなくとも装着できるようになります。
シマノWebサイトより引用

一方外す方はといいますと、これはもう少し詳しく説明した方が良さそうです。

シマノのSPDペダルのクリートには二つのタイプがあります。
ペダルの見出しにもSM-SH51SM-SH56などと記載されていますが、この記号はなんじゃらほいと思った方もおられるでしょう。
これについて説明いたします。
シマノ製品について深く知りたい方はシマノWebサイトの中に各製品の説明書がありますので、それが大いに参考になります。
自転車乗りにとってブックマーク必須ですよ!

SM-SH51:SPDシングルクリート
SM-SH56:SPDマルチクリート

説明はこちらの画像で一発で理解できます。

解除方法
シングルモードクリート
マルチモードクリート
シマノWebサイトより引用

ここに説明のある通り、シングルモードはかかとを横にひねる動作のみで解除、マルチモードではかかとの多方向への動きで解除できるようです。

つまり、シングルモードに比べてマルチモードの方が解除しやすいわけで、つい「ビンディングが外しやすいと安心だわん」と思いがちですが、逆に言えば予期せぬ状況で解除されてしまう可能性があるということですね。

説明文にも繰り返し注意書きがありますが、解除を意図する通りにコントロールできるようになるには相当の練習が必要なようです。
立ち漕ぎ中のギアチェンジの時に予期せずビンディングが外れてペダルから足を踏み外した!なんて想像しただけで恐ろしくなります。

というわけで、わたくしロガトカシングルクリートのSM-SH51を使用しています。


SPDペダルは紹介した以外にも様々なモデルがあるのですが、キリがないwので今度は靴の方を見て行きましょうかね。

シューズの方はマジックテープをバリバリ剥がすいかにもビンディングシューズ的なタイプのものではなく、できるだけお洒落なものをいくつか紹介いたします。

SPD対応ビンディングシューズ

 



ロガトカが使用しているGIROのちょっとお洒落なSPDシューズです。(ロガトカは色違いのを使用)
シルエットが細身なので、ジャケットに細身のパンツみたいな街歩きモードの服装にも似合うかなと思い購入しました。
メッシュ素材でできているので通気性がよく、夏場でも快適に過ごせます。が、当然真冬は足先が激しく冷えますw
耐久性も申し分なく、ソールも適度に硬いので、踏み込みの力を効率よくペダルに伝達できます。
(税・送料込25,000円前後〜)



シマノの革スニーカータイプのSPDシューズ。
ちょっと野球のスパイクっぽいかもしれませんが、紐を細くて丸いものに変えたらお洒落になるのではと思い選んでみました。
シックなカラーなので割とどのような服装にも合いそうです。
重量はサイズ42で287gと見た目と違いかなりの軽量です。
写真のサイズがかなりでかい(サイズ45)ですが、適度なサイズのものは品薄の可能性が・・・
(税・送料込15,000円前後〜)


オーソドックスなスニーカータイプのシマノのSPDビンディングシューズです。
もはや普通のスニーカーですよね。ビンディングシューズには見えません。
お値段はサイズによりかなりばらつきがあるようです。(サイズ42で税・送料込13000円前後〜)
重量は335g(サイズ42)



サンダルタイプのSPDシューズですwww
ちゃんとシマノの製品ですね。
これ見たときは笑っちゃいましたが、SPDペダルのレビューで「SPDサンダル快適すぎwwww」という声があったので、ネタ枠で紹介しますw
値段と重量はしっかりとSPDシューズです。
重量:387g(サイズ42)
(サイズ42で税・送料込14,000円前後〜)

とまぁSPDなので紹介するのはどうしてもシマノのシューズが多くなりますが、シマノのSPDに対応している他メーカーさんのシューズも数多く存在しますのでいろいろと探して見てください。
ビンディングシューズは足へのフィット感が重要なので、実際にお店で履いて見て、サイズとフィット感を確かめるのが大切だと思います。

んじゃなんでながながと紹介してんだよ!w

んまぁその通りなんですが、見てるだけで楽しいじゃないですか!ということでお許しを〜 ♪(´ε` )

お次は、SPD-SLペダルとシューズを見て行きましょう〜。

シマノ SPD-SLペダル

一つ前置きなんですが、わたくしロガトカSPD-SLペダルを所持しておりません。
ですが、欲しいとは思っているんですよね〜。

ということで、私自身がいろいろと調べて見たいという意味での紹介となりますので、その辺りご了承願います。

シマノのSPDーSLペダルのモデル構成は非常に明快で、最上位DURA-ACEから下位グレードのTIAGRAまで、品番の数字が大きい方が性能がよくお値段も比例して高くなって行きます。
そもそもデザインはどれも同じようなものなので、ここは自分の物欲とお財布事情との戦いですよね。
私の場合はロードバイクのコンポーネントがULTEGRAなので、同じグレードで揃えたいかなぁなんて考えてます。



最上位グレードのDURA-ACEのSPD-SLペダルです。
重量はわずか228g(ペア)。
(税・送料込18,000円前後〜)



私が欲しいと思っているULTEGRAグレードのSPD-SLペダルです。
重量は248g(ペア)。
(税・送料込12,000円前後〜)



シマノ105グレードのSPD-SLペダルです。
重量は265g(ペア)。
(税・送料込9,000円前後〜)



シマノTIAGRAグレードのSPD-SLペダルです。
カラーはブラックとグレーの2種類。
重量は310g(ペア)。
(税・送料込5,000円前後〜)

ULTEGRA、105、TIAGRAには同グレード内にもそれぞれ派生モデルがありますので、気になる方はこちらのシマノのWebページをご覧ください。
全グレードが一覧表示されています。


こちらはSPD-SLペダルに装着することで、フラットペダルのように使用することが可能となるSPD-SLペダルカバーです。
AMAZONレビューによりますとSPD-SLとの相性があるようで、ペダルによっては装着できないこともあるようです。
なんだそりゃって感じですが、もともとSPD-SLと互換性のあるLook社製のペダル「Keo」向けの製品みたいなので、たまたまシマノにも使用できるという感じですね。
私もSPD-SLを購入する際には一緒に欲しいなと思っているので、装着できることを願うばかりです。
(レビューなどをよく見てから購入ですね)
まぁ安いものなので万が一装着できなかったとしてもそこまでの被害にはならないですけど・・・・
(税・送料込1,000円前後〜)


※ここでSPD-SLペダルのクリートについての補足情報です。

SPD-SL クリート 3種類は色の違いで見分ける

シマノのSPD-SLペダルのクリートは3種類あります。
ペダルにシューズを装着した時の遊び(装着状態で自由に動く角度)の違いによるものなのですが、形状では判断できないので、色で判断できるようになっています。

SPD-SLクリート
SM-SH10(固定タイプ)赤
SM-SH11(6度フロートタイプ)黄
SM-SH12(2度フロート、フロントセンターピポットタイプ)青
シマノWebサイトより引用

ペダリングポジションがしっかりと決まっていない私のような初心者のうちは、ある程度遊びがないと足への負担が大きすぎるようなので、ここは素直に黄色のSM-SH12を選ぶべきかなと考えています。
ペダリングのポジションが決まり、遊びの必要がなくなってきたら青→赤とステップアップしていく感じですかね。



クリート SM-SH11
(税・送料込1,500円前後〜)
消耗品なので定期的に買い替えが必要です。
その時に、遊びの多い黄色で満足できなくなったら、青、赤とステップアップしていく感じかなと考えています。


シマノ純正のSPD-SLクリートカバーです。
SPD-SLクリートは非常によく滑るので、自転車をおりてお店に入る時など、通常歩行時に必要になってきます。
雨の時などは、自分だけでなく周りの人にとっても危険なので是非とも用意しておきたいアイテムですね。
(税・送料込1,500円前後〜)


次はいよいよSPD-SLシューズの紹介です。

シマノ SPD-SLシューズ

SPD-SLシューズについてですが、やはりマジックテープバリバリはがすのは個人的にかっこ悪いと思うので、スキーやゴルッフシューズでおなじみのダイヤルくるくる回してワイヤーでギュっと締め付けるタイプのシューズを紹介しますね。
またしても個人的趣向で申し訳ないw



真っ赤なボディーが攻撃的な印象のシマノのSPD-SLシューズです。
軽量、高剛性のカーボンファイバーソールと2箇所のダイヤル式ワイヤーで足にしっかりフィットさせてくれるらしいです。
AMAZONのレビューでもさすがシマノ製とみなさんフィット感ソールの剛性をべた褒めのようです。
赤は私的にはちと派手すぎかな。
白と黒もあるようです。
重量:245g(サイズ42)
(税・送料込17,000円前後〜/サイズ42)
※サイズによって価格は大きく変動します



RC9はシマノの最上位グレードのSPD-SLシューズ。
「クィックドライ3Dメッシュが湿度をコントロール」とか「雨天走行用の内装水抜き穴を内蔵」とかいろんな機能がついています。
色もド派手ですが、ちゃんと黒と白も用意されています。
重量:243g(サイズ42)
(税・送料込35,000円前後〜/サイズ42)
※サイズによって価格は大きく変動します



シックなネイビー色が特徴のシマノSPD-SLシューズ。
ダイヤル式ワイヤーは1箇所のようです。
重量:224g(サイズ42)
(税・送料込18,000円前後〜/サイズ42)
※サイズによって価格は大きく変動します

デザイン的にはSPDーSLシューズはどれも似たような感じですかね〜。
もちろん他メーカーさんや、マジックテープバリバリタイプであれば10,000円をきるようなのもあります。
その辺は個人の好みなので気になる方はいろいろと調べて見てくださいね。


最後になりますが、この記事を書いている時に、同じ商品でAMAZON、楽天、Yahooさんそれぞれの価格を比べていてわかったのですが、圧倒的にAMAZONさんが安いようですよ。
たまたま値引きされている商品が多かっただけかもしれませんが、それにしても違いすぎるだろって商品も結構ありました。
価格は常に変動してるようなので、私がこの記事に記載している価格はあくまでも記事作成時点での参考的な価格と考えてくださいね。(ほぼAMAZONさんの価格でしたけどw)

以上ロガトカでした!
他のアイテムに関する記事も随時アップしていきますのでどうぞよろしくお願いします。

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